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■コルクの上にカビが生えていますが、大丈夫ですか?
コルク上のカビはそのワインの保管状態が悪かったから発生したのではございません。ましてワインの品質に悪影響を及ぼすものではございません。何故なら、ワインにとっての良好な保管条件(温度:15℃ 湿度:75%)はカビが発生しやすい状態であるからです。 カビは無酸素状態では生育できないので、たとえコルクの上にカビが発生していても、コルクがきちんとされている限り、そのカビがコルクをつたって瓶の中へ入り込むことは通常ではありません。カビが発生している場合は、抜栓前にしっかりとカビを布巾などで拭き取っていただきましたら、何ら問題はございませんのでご安心下さい。
■ボトルの中にガラスの結晶のようなものがありますが、大丈夫ですか?
ワインの味わいを構成する大事な要素のひとつに酸味がありますが、これはワインの中に含まれている多くの有機酸から成り立っています。その酸のひとつである酒石酸はミネラル分のカリウムと結びつきやすい性質をもっており、この2つが結びつくと酒石酸カリウムという結晶状の物質となって瓶底に沈殿してきます。これを「酒石(しゅせき)」と呼びます。
酒石はきらきら輝きのあるきれいな結晶体で「ワインのダイヤモンド」と呼ばれたりもします。(赤ワインの酒石の場合は赤系色素が酒石に付着する為、木の枝や時には赤サビのようにも見える場合があります)酒石が沈殿しているワインは酸を多く含むおいしいワインとも言え、ヨーロッパではむしろ喜ばれる存在です。
もともとワインの中に溶け込んでいたものが、目に見える物質となって現れたものですので、ワインの成分であり、決して健康を害するようなものではございませんのでご安心下さい。ただ、酒石は口に含むとザラッとした感じであまり心地よいものではございませんので、瓶底へ沈めてグラスに入れないようにしてお飲み下さい。
■ワインボトルの中にもやもやした粒状物質がありますが、大丈夫ですか?
もやもやした粒状物質はワインの澱(オリ)と呼ばれるものです。
ワインは瓶詰後も熟成を続けるという性質をもった飲み物です。熟成する過程でワインの液中に溶け込んでいる「色素」(赤ワインの色の元でアントシアニンと言います)や渋み成分である「タンニン」、さらに「ポリフェノール」や「酒石」などが長い年月とともに徐々に不溶性のオリとなって沈殿してきます。
この現象はワインが熟成によりまろやかになっていく過程で必然的に起こることです。これらオリはもともとワインの中に溶け込んでいたものが、目に見える物質となって現れただけですので、ワインの成分で、決して健康を害するようなものではございませんのでご安心下さい。
ただ、口に入るとザラつきを感じますので、瓶底に沈めて、グラスには入れないようにして下さい。因みに、ワインの瓶底の中心が盛り上がっているのは、ワインをグラスに注ぐときに瓶底に沈めたオリを舞い上がりにくくするためです。
■ワインはどのように保存したらよいでしょうか?
ワインにとって悪影響を及ぼす要因としては、以下のものが挙げられます。
(1)高温 (28度を越える温度帯は長期保存には適しません)
(2)温度変化 (激しい温度変化は大敵です)
(3)光 (紫外線は微量でも避けましょう)
(4)振動 (長期間振動を与え続けますとワインが傷みます)
(5)臭い (ワインに臭いが移りますので避けましょう)
(6)乾燥 (乾燥しすぎるとコルクが乾き、酸化の原因になります)
これらのマイナス要因がない場所がワインの保管には理想的ですが、なかなか一般の家庭ではこの条件を満たすところはありません。強いて言うならば床下収納庫や納戸などが挙げられますが、ここもサマーシーズンは厳しいでしょう。冷蔵庫は温度が低すぎ、庫内の臭いも移るため、長期の保存には適しません。 やはり長期保存をするならば、市販のワインセラーをおすすめします。
■ワインは栓をぬいたらその日のうちに飲みきった方がよいのですか?
大体のワインは一度開けても、再び栓をして冷蔵庫に入れておけば、2〜3日位は十分お楽しみいただけます。
しかし、徐々に酸化は進みますので、出来る限り早めにお飲み下さい。
酸化を防ぐ方法としては市販されている空気を抜く器具(バキュバンなど)を使用するか、栓の出来る小さな容器(例えばペットボトル)などに詰め替えて保存する方法もあります。
■酸化防止剤とは何ですか?
ワインはとても酸化しやすいお酒です。空気に触れると酸化を起こし、徐々に品質が劣化して行き、風味が悪くなってしまいます。
この酸化を防止する目的で、通常、ワインには亜硫酸塩(二酸化硫黄)が添加されています。
この亜硫酸はワインの本場、ヨーロッパで古くから酸化防止剤として使われてきた物質で長い使用実績がありますが、今日までこの亜硫酸による健康被害の報告はございません。
亜硫酸の添加量は日本では350mg/リットル以下と定められていますが、通常はこの上限値よりはるかに低い値でしかワインには添加されておりません。また、他にワインに添加が許されているものとしては、アスコルビン酸(ビタミンC)とソルビン酸があります。
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T E L :06-6730-1333
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