Step 1
基本ソフトのインストールとパーツリストの作成
Step 2
CADエディタ本体のインストール
Step 3
レンダーウェアのインストール
Step 4
モデルデータの変換とレンダリング
まず最初に根幹となるパーツリストの作成を行います。
ここの'Get Started'->'Step-By-Step Installation Instructions'のStep 1を参照。
適当な場所にフォルダを作成して、その場所にまとめて保存しておきます。
例) 'D:/LEGO'に'ldraw027.exe'と'complete.exe'を入れておく
ダウンロードしたフォルダでコマンドプロンプトを起動します。もしくは'D:/LEGO'フォルダへ移動します。
コマンドラインから 'ldraw027.exe -y' として実行しましょう。
また、別の方法として、お使いの圧縮ソフトなどで解凍してもかまいません。
D:\LEGO>ldraw027 -y
これもコマンドラインから'complete.exe -y'として実行するか、圧縮ソフトなどで解凍します。
このとき上書きするか確認してきますので全て「はい」で上書きして下さい。
D:\LEGO>complete -y
'LDRAW'というフォルダが作成されているはずなので、コマンドプロンプトを開いて、コマンドラインから'LDRAW'フォルダにある'mklist.exe'を実行します。
実行すると'Sort by [N]umber or [D]escription'が出て入力待ちとなります。
パーツの並び順をどうするか決めるのですが、Description(型名)を選択することを推奨されているので'D'を押して続けます。
終了したらコマンドプロンプトを閉じます。
これはパーツリストの更新を行うもので、パーツを追加するたびに実行して下さい。LDRAW/P -> プリミティブデータ(基本形状)
LDRAW/PARTS -> ブロックを構成するパーツデータ
D:\LEGO\LDRAW>mklist
mklist v1.3 20000703 (C) 1999-2000 Lars C. Hassing lch@ccieurope.com
Replacement for James Jessiman's makelist
Call with -h to see a list of options.
Sort by [N]umber or [D]escription: D
2191 parts found in PARTS.
Sorting...
"parts.lst" successfully written, 172 kBytes
Maximum memory usage: 218 kBytes of 463 kBytes available
※mklistのバージョンと登録されているパーツ数により表示は異なります
全て込みのインストーラーがあるみたいですが、2003/09の時点では調子が悪いのかダウンロードできませんでした。
LDrawはエディター本体でもありますが、DOS版であるのと製作者がお亡くなりになってしまったために、その開発が停止しています。よってLDraw自体は利用することはほとんどありません。
ではなぜ必要かというと、これには基本形状といくつかのパーツ形状が定義されており、これをベースとした多数のLEGO用CADソフトが存在しているからです。
また、熱烈な有志達によるパーツライブラリが逐次追加され続けて現在に至ります。パーツライブラリは更新されるので、時折チェックすると良いでしょう。'mklist'の実行もお忘れなく。
以後に紹介するMLCadも、これらのパーツライブラリを利用したものであり、LDrawがなければ成り立ちません。もちろんLDraw単体でも使用できますが、機能や色数、DOS上のみという制限から見ても、現状での使用はあまり好ましくありません。
MLCadはVersion 1.8の頃に知りましたが、久しぶりに見るとVersion 3.0になっていて、かなりの機能追加と安定性が増したみたいです。
エディター本体のインストールをします。
エディターにはいろいろとありますが、ここではMLCadの使用を前提とします。
本体をここからダウンロードします。
日本語化するファイルがここからダウンロードできます。
MLCadを解凍しますが、ここでは'D:/LEGO'へインストールします。MLCadのバージョンが3.0の場合、インストール(解凍)すると'D:/LEGO/MLCad_V3.00'というフォルダが作成されます。
日本語化する場合は、後述の[4]で説明しますが、同梱の説明書もよく読んでおいて下さい。
起動するとLDrawのインストール先を訪ねられるので指定します。
次にファイルの関連付けを行います。問題なければそのまま「はい」で続けます。
MLCadをインストールしたフォルダの中にある'MLCad.ini'を、リネームなりコピーなりしてバックアップしておきます。
'MLCadLangJapanese.dll'と'MLCad.ini'をMLCadをインストールしたフォルダへ解凍します。
'Help/Japanese'フォルダを、MLCadをインストールしたフォルダにある'Help'フォルダへ解凍します。
MLCadを起動して、'Settings'->'General'->'Change...'でオプションダイアログを開き、'General'タブにある'Language'を'Japanese'にしてOKボタンを押します。
すると'Please restart...'というメッセージダイアログが出るので、そのままOKを押してMLCadを終了します。
次回起動時から日本語になって表示されます。
無事起動すると、やたらとツールバーが連なっているので、使いやすいように設定して下さい。
割と直感的に操作出来ますが、日本語によるチュートリアルがあるのでざっと読んでおくといいでしょう。
レンダリングソフトのインストールをします。
ほとんどのユーザーがPOV-Rayを使用してレンダリングしています。
ここでも初期導入としてPOV-Rayを使用しますので、Downloadページから本体をダウンロードします。
このソフトはフリーの3Dレンダリングソフトであり、ソースコードも公開されています。includeによる機能拡張も豊富にあります。
本体自体にはモデリング機能はなく、SDLという言語を利用したプログラミングによる演算ベースなので、技術系のレンダリングに向いていますが、慣れるとかなり強力です。もちろんアニメーションも可能で、サンプルも沢山付いてきます。参考書も出ているので個別に勉強してみるのもいいかもしれません。
・球体と箱のレンダリング・サンプル
// ball & box sample |
![]() レンダリング結果 160x120 AntiAlias |
基本的に内蔵のエディタで編集しますが、初期状態では日本語の文字は化けてしまうので、'Editor'->'Editor Preferences'から日本語フォントに変更しておきましょう。
インストールを一通り完了すると、最後にレンダリングのテストをするか訪ねられるのでテストしてみます。
レンダリング中の画像が表示され、完了すると自動的に終了します。
POV-Rayの使用方法は割愛しますが、あくまでもレンダリングをする上での一手法で、MLCadのデータをコンバートすれば他のレンダリング・システムへ応用させることも出来るでしょう(逆に他の3DソフトからPOV-Ray形式へ変換するものも多数存在します)。
ここでの作業の流れとしては、MLCadのデータをPOV-Ray形式へコンバートして、それをPOV-Rayへ読み込ませてレンダリングするだけです。
モデルデータからPOV-Ray形式へのコンバートとレンダリングをします。
L3Pというコンバータを使用します。
ここのページの後半にあるDownloadページから目的のものをダウンロードします。
L3PはDOSベースのソフトなので、いちいちコマンドプロンプトから入力しなければなりません。しかも指定するパラメータが多いことや、PATH設定等の環境設定をしなければならないのでとても面倒です。
そこでL3PAO(L3PAdd-On)という便利なフロントエンドがここにあります。フロントエンドとはその名の通り「一番前」という意味ですが、ここではL3Pを使用する手前の処理(前処理)をL3PAOが担っているということです。一昔前の例だとFEP(=Front End Processor)という文字入力ソフトがあり(現在では馴染みのあるIMEと言われる)、これは入力した文字をFEPがコード変換などの前処理をして、エディタ等の受け皿へ渡す、というプロセスが有名です。
取りあえずL3Pを'LDRAW'フォルダへ解凍します。
次にL3PAOを解凍して'setup.exe'を実行してインストールします。ここではインストール先に'D:/LEGO'を指定します。
初回起動ではL3Pが置かれている場所を聞かれるので指定します(上記の例だと'LDRAW'フォルダ)。
次にLgeo(後述の「LGEOライブラリについて」を参照)が置かれている場所を聞かれるので指定します(上記の例だとPOV-Rayをインストールしたフォルダの'include/lgeo'フォルダ)。これはLgeoを使用しなければ指定しなくても構いません。後でメニューから指定することも出来ます。
L3PAO(L3PAdd-On)を起動した状態で、'Model File'欄のファイル選択ボタン(入力エリアの右隣)を押してモデルデータを指定します。
恐らく初期状態で'LDRAW/MODELS'フォルダが選択されていると思いますが、もし異なっていたら'LDRAW'フォルダにある'MODELS'フォルダを開いてみて下さい。
すると2つのファイルが見つかるので、取りあえず簡単なモデルである'PYRAMID.DAT'を選択しましょう。
他の設定はそのままにしておき、何はともあれ一番下にある'Run L3P'ボタンを押してレンダ!

PYRAMID : 320x240 AntiAlias
もし正常に実行できない場合は以下の点を注意してみてください。
・POV-Rayが起動されている
L3PAOの'Render upon completion'がチェックされているとコンバートされたデータをPOV-Rayに引き渡して自動的にレンダリングしてくれます。この時にPOV-Rayが起動されているとレンダリングエンジンが利用出来ないというエラーになります。POV-Rayを閉じてから実行するしかないようです。
・'Render Options'の設定
POV-Rayへ引数の渡し方が悪いのか'Anti-Alias'がチェックされているとエラーが出ます。このチェックを外すとうまくいきます。アンチエイリアスをオンにしたい場合は、'Additional Switches'欄で' Antialias=on Antialias_Threshold=0.3'を記述します。これらのオプションはPOV-Rayのヘルプを参照して下さい(先頭に半角スペースがないとダメなようです)。
・やたらと変なエラーメッセージがたくさん出る
POV-Rayを再インストールしてみて下さい。この時上書きで構いませんが、設定した部分などは初期化されてしまいますので、改めて設定し直すか、INIファイルをバックアップしてから行って下さい。
コンバートだけをしたいなら'Render upon completion'のチェックを外しておくだけです。
出来上がったPOVファイルをダブルクリックすればPOV-Rayが起動しますので(もしくはPOV-Rayから開く)、'Run'ボタンを押せばレンダリングが始まります。
この方法が恐らくベストなのでは。。。
LGEO Library for POV-Ray(='Lgeo')というPOV-Ray用拡張セットがありますが、個人的には使用していないので割愛します。これはパーツの表現定義を詳細にしてくれるらしい(?)のですが、どうもPOV-Ray 3.5との相性が悪いのか、L3PAdd-OnでLgeo利用のチェックをするとエラーになってしまいます。
使用する場合は、これをPOV-Rayをインストールしたフォルダの'include'フォルダへ解凍しておきます。
その後に、'Tools'->'Edit master POVRAY.INI'で設定ファイルを開いて、最後の方にある'Library_Path'の指定で、'Library_Path=POVRAYのインストールされているフォルダ\INCLUDE\lgeo'という1行を追加して下さい(INCLUDE行をコピペした方が早いです)。
解決出来たら追記します。。。
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