Itazu Litho-Grafik
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AKADEMIJA
Center for Graphic Art and Visual Researches
University of Fine Arts Belgrade

11000 Beograd, Pariska 16, SERBIA


Organized by NPO : Japan-Yugo Art Project
Nov. 23(Thur.) - 24(Fri.) 2006


アカデミア工房 & ベオグラード芸術大学


アカデミア工房でのワークショップ


アーティスト Zoran Todovic氏が版のイメージをアラビアゴムを使って消去する


アーティスト Lazic Ljubivoje氏の作品


アーティスト Mr.Ljubivoje, アーティスト/プリンター Mr.Coha, 私 & アーティスト Mr.Todovic

ワークショップ参加作家
Slobodan Roksandic, Zoran Todovic, Lazic Ljubivoje,
Marko Vuska, Tamara Nedeijkovic, Jelica Culaufic,
Jelena Blecic, Tamara Pajkovic, Dragan Coha

先月のオーストラリア・ブリスベンQCAから東京へ帰り、その5日後にセルビアの首都ベオグラードに着く。セルビア国内で開催中の「日本文化月間」に会わせて、NPO日本-ユーゴ・アートプロジェクト・秋川伸子さんが企画した「日本の作家による年賀状展」(現代ハイツ-ギャラリー伝、藍画廊、Tokiアート・ギャラリー)と「セルビア作家とリトグラフを作ろうワークショップ」(イタヅ・リトグラフィック)を行うことになった。場所はベオグラード芸術大学の版画工房「アカデミア」のプレスを使わせてもらうことになり、作家はあらかじめ日本-ユーゴ・アートプロジェクトが指名しアルミ版に描いてもらった。

材料等を確認したり試刷をするためワークショップ前2日間の余裕を持っていたのだが、工房に来てみるとここではアルミ版を刷ることはほとんどないようなので、まずはそのための材料集め作業。予想通りラッカーベースは無いのでシェラックをベースに刷ることとなる。溶剤としてはテレピンが置いてあるが、もう少し版をきれいに洗浄できるシンナー系の溶剤を探すのに半日かかる。リン酸エッチ液と製版インクのgraphic chemicalのshop mixは持参した。リト・プレスは100年以上も使っているというドイツ製のとても美しい年代物だが、使いこなすのには数ヶ月かかるという印象を得る。
2日間のワークショップは大学関係者、学生、作家たち、TV局レポーター、在セルビア大使など多くの方々が集まり好評だった、と思う。午後4時から始まり、各作家の版を製版し試刷を3部刷るので、1日に3〜4人の作品を急いで刷る。

「アカデミア」はベオグラード芸術大学に付属する版画工房であるが、国内外問わず様々な作家を招き版画(リトグラフ。銅版、スクリーン・プリント)制作をしている。1階には企画展示ができるギャラリースペースがあり、地下へ降りると額装工房と版画工房がある。刷りを担当しているのがツォハー氏とタマラさん。この二人には多大なる協力をいただき心から感謝をしております。私にとって今回の旅の最大の収穫であったのは、リトを刷っているツォハー氏の仕事を見ることができたことである。普段、他の工房でプリンターの仕事を見学することは無いので、ツォハー氏と作家たちとのやり取りを見ていて(話している言葉は100%判らないが)、笑いながら作業が進んでいる時、また二人の声のピッチが上がり音量も上がってくる時などいろいろあって、貴重な体験ができた。

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