Itazu Litho-Grafik
〒182-0017東京都調布市深大寺元町 4-36-3, tel/fax: 042-489-2383, email: itazu33@gmail.com

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イタヅ・リトグラフィック
作家とのコラボレーションを基本とするオリジナル・リトグラフ版画工房。
1987年から活動を始め、国内・海外の作家たちと数多くの作品を制作するとともに、リトグラフが持つ表現の可能性を作家との共同作業を通じて探る。
(活動内容:リトグラフの刷り、版元、作品集の制作など)

リトグラフの歴史▼
当工房について▼
制作の手順▽
当工房で制作した作家たち▽
お薦めの美術展・個展・その他▼


"Scene 6" OKADA Kazue at Midtown
lithograph by OKADA Kazue








リトグラフ (石版画)

リトグラフは木版、銅販、シルクスクリーンと並ぶ版画技法のひとつ。リトグラフの基本原理は水と油の反発。1790年代後半にアロイス・ゼネフェルダーがドイツで発明し、1800年代前半にヨーロッパ全土に広まり印刷技術に画期的な発展をもたらした。

ドイツ南部で採れる石灰石の石版に油性分を含んだ描画材(クレヨンなど)で絵を描き、石版の表面全体に硝酸を加えたアラビアゴムを塗ると、絵の描かれた部分と描かれていない部分それぞれに異なる化学反応が生じる。その結果、絵の描いてある部分が親油性、描いてない部分が親水性となる。石版の表面を水で湿しながら油性インクのついたローラーを転がすと、絵のない部分には水分があるため油性インクを反発するが、絵の部分は親油性のためインクが付着する。この版上のインクをプレス機を使い紙に転写する。版上には凸凹は無く平面。その後、亜鉛版、アルミ版が開発された。また、感光材を版面に塗り露光する写真製版と機械化された輪転機が開発され現在のオフセット印刷に到る。

What Is a Print? (MoMAの版画各種の動画解説, Lithographyを選んで矢印を押して下さい)

リトグラフ発明以前の絵画の印刷で主流だった木版画と銅版画は、版を作り上げるのに高度の技術が必要とされた。一方、リトグラフでは版を描くのには特別な技術は必要なくクレヨンで紙に描く時とほぼ同様に石版に絵を描くことができた。1920年代ロンドン、パリにリトグラフ工房が数多く設立され、初めはボニントンたちロマン派の風景画や博物図譜の印刷に用いられたが、にゴヤ、ドラクロワたちが石版に絵を描きリトグラフ制作をすると、次第に多くのアーチストの表現手段となり、ドーミエ、マネ、ルドン、ボナール、ロートレック、ブラック、マチス、ピカソ、ミロ、シャガールたちがリトグラフを芸術に高める。

1724年の写真の発明とその後の写真技術の進歩、1903年のオフセット印刷機の開発により従来のリトグラフ印刷の需要が激減し、一部の工房は生き残りのため作家のためにリトグラフを制作する美術専門工房(ムルロ工房など)になる。しかし、その衰退の傾向は1950年代まで続き、かつての高品質のリトグラフを刷る工房はわずかな数になってしまった。

1960年頃二人のアメリカ人女性がほぼ同時にリトグラフの復興に大きく関わることになる。作家のジューン・ウェインはアメリカ国内に刷り職人を養成する工房が必要と考え、フォード財団から助成を受けLAにタマリンド工房を設立、プリンター養成とリトグラフの普及に努めた。また、NYではタチアナ・グロスマンが郊外の自宅ガレージにプレスを設置しU L A Eを始め署名な作家の集まる工房となる。この二つの工房はそれぞれ当時活躍する J・アルバース、J・ジョンズ、R・ラウシェンバーグら多くの作家を招き自由な発想でリトグラフを制作させ、アメリカ美術界に大きな影響を与えた。1960年代以降アメリカでは各地に数多くの版画工房が設立され多くのすばらしいリトグラフが制作され続けている。

リトグラフが発明された時期、日本では歌麿、写楽、北斎が活躍し独自の浮世絵文化が満開だった。
その後開国した日本へは西洋のあらゆるものが押寄せ、リトグラフプレスと石版も船で運び込まれた。実際にリトグラフが制作されたのは1875年(明治8年)頃になってからで、官・民の印刷所で刷られたリトグラフは主に美人画、皇室肖像画、戦争画だった。1930年代になって織田一磨、ブブノワらが美術作品としてのリトグラフを制作する。50年代までリトグラフは一般印刷として各都市の印刷会社で石版を用いて刷られていたが、その後ヨーロッパでの傾向と同様にオフセット印刷へと移り石版は廃棄された。女屋勘左衛門はこの時期に作家たちとリトグラフの制作する工房の先駆けだった。
1960年代になって美術大学に版画コースが開設されたためリトグラフを刷る作家人口は徐々に増えた。また、アメリカでのリトグラフ復興とアメリカ現代美術の影響もあり作家と共同作業でオリジナル作品を制作する木村希八、高月 仁、石橋泰敏、など多くのプリンターが工房を開設した。この時期にはリトグラフだけでなく銅版画・シルクスクリーンの優れた工房も出現する。しかし、80年代のバブル全盛期には有名作家たちの油絵・日本画原画から複製リトグラフが制作され、バブル後も流通しているリトグラフは悪徳商法まがいのものから作家が時間をかけて版に描いて1枚1枚手作業で刷られた作品まで玉石混合となっている。

リトグラフ制作について

リトグラフ制作費のご案内
モノクロ・リトグラフ制作コース

リトグラフの制作経験の有無を問わず作家とリトグラフを制作いたします。
作家にはアルミ版に絵を描いていただき、刷りインクの色、紙を決定していただきます。あとは工房スタッフが技術面をサポートし制作を進める。制作費御見積りは作品のサイズ、版数、限定部数の大きさにより異なりますのでお問い合わせください。 モノクロ・リトグラフ制作コースを設けましたので、制作してみたい方は一読ください。遠方の方にも対応可。注)当工房では工房スタッフが版に絵を描くことはいたしません。

リトグラフ制作の手順

作家と工房スタッフの打ち合わせ
(作品サイズ、版数・色数を決定)

アルミ版と描画材を作家に渡す

作家がアルミ版に直接絵を描く

工房スタッフがアルミ版を製版

工房スタッフが試刷りを制作

作家と工房スタッフの打ち合わせ
(作家が校了作品を決定)

工房スタッフが限定部数を制作

作家がサインと限定部数を作品に記入し制作完了

当工房にてリトグラフ制作をした作家
安土修三ガリバー 新井正博 石川美枝子 磯崎有輔 岩永忠輔 上野慶一
内山ユニコ 内海朗 O Jun 大島梢 太田麻里 小川ゆり
岡田和枝 荻野僚輔 掛井五郎 金本悠多河 川上和歌子 木原千春
君島彩子 木村彩子 北見隆 北村紀子 工藤春香 小林孝亘
小山真 斎藤晃彦 関淳一 ホルモン関根 高瀬アキ 高浜利也
滝波重人 武田慶子 棚田康司 多和田葉子 筒井伸輔 戸川英夫
冨井大裕 鳥井雅子 中島みつえ 長坂真帆 中瀬康志 額田宣彦
野村和弘 蓜島伸彦 橋爪彩 長谷川繁 英ゆう 林武史
平田逸治 町田久美 松原巌樹 松原奈々 松村要二 松本春崇
三浦高宏 満江英典 宮崎勇次郎 宮島葉一 村林基 母袋俊也
森淳一 山本竜基 耀樹孝鷺鶯 横井悠 吉本由加利 若江漢字
和田千秋

Charles Anderson Michael Barnett Hans Benda Catherine Chui Greame Cornwell Linda Dennis
Andrea Ivanovic Joan Grounds Tadija Janicic Narelle Jubelin Rolf Julius David Nixon
Park Hyun-joo Mariella Moslar Naichan Joao Penalva Paul Saint Vladislav Scepanovic
Caitlin Sheedy Claudia Spielmann Charles Worthen

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版画集
"Kingyo"
小山真
"0"
大槻あかね
"頭蓋舵手"
齋藤悠紀
"Drop of Heat"
小林孝亘
"5 Windows"
蓜島伸彦
"Field Book"
蓜島伸彦

"Knock"
明和電機
"(無題)"
宮嶋葉一
"Body Conscious"
松村要二
"Who Are You?"
宮前正樹
"4 Cuts 4 Videos"
野村和弘
"東西南北の此"
O Jun

"撃墜王"
O Jun

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版画集 by 5 Artists
"壁ぎわ" by 冨井大裕, 森田浩彰, 大久保あり, 佐藤克久, 田中裕之
"Toowoomba" by 廣中薫, Charles Worthen, Aaron Hill, Naichan, 耀樹孝鷺鶯
"Kukunochi" by 木村彩子, ナカバン, 河田政樹, 松永悠一郎, 鈴木俊輔
"Pinky & Killers" by 大槻英世, 鈴木健二, 内山ユニコ, ホルモン関根, 箱嶋泰美
"Table Top" by Andrew MacDonald, Stephen Spurrier, Beata Batorowicz, Tiffany Shafran, Kyle Jenkins

お薦めの美術展・個展・その他

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