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リトグラフ制作工程 6
刷り
製版が終わり、アラビアゴム+エッチ液で版も安定しています。
紙を準備しておきます。次にローラーとインクを準備します。
まず、製版時に盛られたインクを洗い落とさなくてはなりません。製版の行程とよく似ていますが、今回はシンナーとラッカーは使いません。製版ローラーと製版インクの準備▼ アラビアゴムの水洗い▼ 製版インクを盛る▼ タルクをかける▼ アラビアゴムを塗る▼ アラビアゴムを拭き取る▼ 17)紙の準備:
テレピンで製版インクを洗い落とす。
同じ行程が何度もあるようですね、、、
インクなので簡単にテレピンに溶けます。製版時のように完璧にインクを落とす必要はありません。
チンクタールを中央に出し、
版全体にのばし、
薄い膜になったチンクタールを完全に乾かす。
アラビアゴムを水で洗い落とす。
水を含んだスポンジを使いイメージの周りから徐々に溶かす。
インクを盛る。ローラーに十分のインクが巻きついたら、版上にゆっくり転がしイメージ上にインクを盛ってゆく。
版上は絶えずスポンジで湿しておく。
イメージにインクを盛るには数回インクの練り台へ戻ってローラーにインクを補給する。
インクをしっかり盛ったらザラ紙などを使って試し刷りをします。1枚目からしっかり刷れることはないので、3枚くらいザラ紙で刷り、徐々にインクの量を調整してください。そして失敗した版画用紙があればその裏で刷ってみます。
さて、いよいよ良い紙に刷ってみましょう。
"アイノカケハシ"という道具(この棒のような道具は刷る時のいろいろな問題を解決してくれます。特に大きな作品を刷るときには欠かせません。)を使い、
紙を版から持ち上げる状態にして、紙を版上の見当に合わせる。
万が一、ティンパンなどが汚れていても紙に付かないように薄い紙を1枚乗せ、
プレスベッドを動かし、紙のすぐ手前で止める。プレスの圧をかける。圧力は刷りながら調整してください。
通常、ティンパンを紙の上に乗せますが、当工房は自動的にティンパンが下がるようにしてあります。
圧力をかけたまま、プレスベッドを動かし刷る。"アイノカケハシ"はプレスの両端の柱にぶつかりプレスに巻き込まれないよう長くしてあります。
紙の反対までプレスが動いたら止めて圧力を抜く。
当て紙を取り、版画用紙を角から持ち上げる。
手には絶対インクが付かないよう注意!
紙の裏も絶対汚さない!
きれいに刷れています!!
ふ〜っ!
限定部数を刷るときは、このままインクを盛り1枚ずつ刷っていきます。肉体労働です。
この方が作家の山本竜基せんせいで〜す。
みなさん、お付き合いありがとうございました。
説明に御質問・御意見がりましたらメールしてください。分かり易くしていきたいと思っています。
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