コンピューターウイルスについて

コンピューターウイルスとは?

コンピュータウイルス(以下、ウイルス)は、自分の力を誇示したいとなどの理由で、心ない人間によって意図的に作成された悪質なプログラムの一種です。その動作が生物ウイルスに似ているため、ウイルスと呼ばれるようになりました。

ネットワークやフロッピーディスクなどに収められたファイルを経由して広がります。最近はメールに添付ファイルとしてウイルスが添付されて広まることが多くなっています。悪性のウイルスはファイルを壊したり、システムエラーを起こすなどユーザーに被害を及ぼします。最悪の場合システムが起動できなくなる事もあります。

メールを勝手に送信する、ハードディスク内のデータを破壊する、外部からコンピュータを操作可能にする、システムを不安定にさせる、メッセージを表示させるなど、ウイルス感染による被害は多岐にわたります。


最近のウイルス傾向

受信したメールに「exe、vbs、pif」等のファイルが添付されている場合、ウィルスの可能性があるので注意してください。電子メールを通じて広がるウィルスは、メールソフトに登録されているアドレスに対して、ウィルス付きのメールを無作為に送信してしまうため、感染力も高く非常に危険なものです。
これらのウイルスに感染すると、ほとんどの場合メールソフトのアドレス帳に登録されているメールアドレスに自動的に、ウイルスを添付したあなた名義のメールを送ります。感染者が気づかないうちにメールが送られるので、感染に気づいたときには周りにウイルスをばら撒いている事がよくあるので気をつけましょう。


ウイルス対策

  • 見知らぬ相手から届いた添付ファイル付きメールは要注意!!
    添付ファイルは絶対に実行せずに削除しましょう。
  • 知り合いから届いたメールでも、良くわからないexeファイル等の添付ファイルがついている場合は注意しましょう。送信者がウイルス感染に気づかずにウイルス添付メールを送っている事があるので知り合いからのメールでも添付ファイルがある場合は注意しましょう。
  • 信頼できないWebサイトでの安易なダウンロードは行わない様にしましょう。

感染したかもしれない・・・

最近パソコンの挙動が変だ、ファイルが消えた、特定のサイトにアクセスできない等の症状があるばあいウイルス感染の可能性があります。

ウイルスに感染したコンピュータの症状例

  • 動作速度が遅くなる。
  • メモリが不足する。
  • 画面上にメッセージが表示される。(反戦、反核、愛、宗教、政治など)
  • 画面上にグラフィックが表示される。(アニメーション、絵、図形など)
  • 画面上のテキストやグラフィックが崩れる。
  • データが破壊される。(システム情報、ファイル情報など)
  • プログラムファイルのサイズが大きくなる。
  • プログラムが実行不可能になる。
  • ファイルが削除される。(プログラムファイル、データファイルなど)
  • コミニケーションポートやプリンタポートの動作がおかしくなる。
  • キーボードから正しく入力ができなくなる。
  • ハードウェアの基本設定がリセットされる。またはおかしくなる。(CMOS情報)
  • 音が鳴りだす。(音楽、擬音など)
  • 保存したデータファイルにテキストが書き足される。
  • 勝手にインターネットに接続しようとする。
  • ダイヤルアップの接続先が変更されている。

これらの症状はハードウェアやソフトウェアのトラブルと見分けがつきにくいのでウイルス検出ソフト等で調べてみる事をお勧めします。
以下のコンピューターウィルス対策ソフト提供会社のWebサイトでウイルスに感染しているか調べる事が出来ます。ウイルスが検出された場合は市販のウイルス駆除ソフトでウイルスを駆除してください。

コンピューターウィルス対策ソフト提供会社
■トレンドマイクロ株式会社
■株式会社シマンテック


ウイルス関連サイト

■IPAセキュリティセンターホームページ(情報処理振興事業協会)  
■JCSAホームページ